【カンボジアの医療事情】かかりやすい病気7選とその対策、処置:注意点を簡単解説![2018年]

カンボジアで楽しく旅行するなら、医療事情についての正しい知識は必須!健康こそ全ての土台ですよね。

今回はカンボジアの医療事情気をつけたい病気7選を徹底解説します!

カンボジアの医療事情

カンボジアは、東南アジアの中でも医療の遅れた地域となっています。

風邪を少しこじらせた肺炎や思ったよりも長引いている胃腸炎など、日本だと2〜3日の入院で済むような軽い病気であっても、カンボジアでかかってしまうと大変です。

タイのバンコクやシンガポールなどの医療の進歩している国の病院に送られることになった、なんてケースは少なくありません。ひどい場合だと日本に帰らなければならないこともあるのです。

カンボジアの病院の様子。

また、日本のように保険制度がきっちり整備されている訳ではないので、日本の保険会社の「海外旅行保険」のようなものに加入しておくのが必須です。加入していないと、莫大な医療費を全て自己負担で支払わなければならない、という事態になってしまいます。

日本人は世界トップレベルの医療機関と国民皆保険に助けられて生きていますので、カンボジアの衛生・医療事情になかなか慣れないのは仕方のない話なのかもしれませんね。

海外旅行保険に入ろう!

海外旅行保険には2つのタイプがあり、「損害賠償についてきっちり補償してくれる」タイプと、「病気やケガで困った時にきっちり補償してくれる」タイプがあります。

1「損害賠償」タイプの保険

旅行先で物損事故を起こしてしまった時、保険会社が補償してくれるというもの。

旅行先で高級なものを誤って壊してしまった場合などとっても役に立つ保険です。こちらはアメリカやヨーロッパなど、高級な施設が集まりやすい場所に旅行に行くときに入っておくといいタイプの保険、ということになります。

やっちまった・・・とならないために!

2「病気やケガで困った時にきっちり補償」タイプの保険

こちらは、もしも自分が病気やケガで困ってしまった時、手厚い補償がされる保険です。

治療費はもちろん、入院費入院中の食事代金病院までの交通費に加えて見舞金まで保証されることが多いです。

せっかくの旅行が少し悪い思い出になってしまったとしても、経済的な後味を悪くしないようにしてくれるのが魅力ですね。カンボジアを旅行する際にはこちらのタイプに必ず入っておく必要があると言えるでしょう。

ダメージは体だけ!お財布は守りましょう。

最近「海外旅行保険」と呼ばれるものの多くはこの2つのタイプを兼ね備えた保険になっています。しかし、どちらを重視しているかによって補償規定が大きく異なりますので、約款などをしっかり読んでから加入するようにしましょう

日本でどんな準備をしていけばいいの?

蚊に気をつける!

カンボジアは年中夏のような気候になります。つまり、年中蚊がいるということです。また、カンボジアにおける多くの病気が蚊によって媒介されるものである、ということがわかっています。

カンボジアの蚊は痒いだけじゃすみません・・・

カンボジアに行く際には、日本のドラッグストアで、効果が強めの虫除けスプレーを購入しておくと良いでしょう。蚊を寄せ付けないようにするだけでも病気にかかるリスクをかなり減らすことができます。

お薬は旅の仲間

やっぱり日本の薬が安心!

整腸剤などのお薬も持っていきましょう。普段飲み慣れているものがある人はそれが良いですね。

日本にいるときには胃腸が強いほうだ、という方も水の変化などにより調子を崩すことがあります。日本から持って行くとパッケージの成分表示や用法・用量なども日本語で書かれているので安心です。

とにかく予防したいあなたへ。病気にかからないための予備知識!

ん〜、色々と書いてくれてるけど、とにかく病気・ケガだけは避けたい!

というそこのあなたに、病気やケガの予防方法を3つご紹介しましょう。絶対的なものではないので、あくまでも参考程度に思ってくださいね(笑)。

1 水に気をつける

水道の蛇口をひねって出てくる水が飲めるのは世界で日本だけ!カンボジアでは、とにかく購入したミネラルウォーターや飲み物以外は飲まない、というのが鉄則です。かなりの確率でお腹を下しちゃいます

2 川で泳がない

塩分濃度が高い海の水は多少雑菌が繁殖しにくい環境になりますが、川は淡水ですので生物の排出物などに含まれるウイルスや細菌がどんどん増殖します川に入るのは避けましょう

3 観光地に行った時に指定された場所以外に立ち入らない

カンボジアでは不発のまま放置された地雷がいまだに撤去されずそのままです。これを誤って踏んでしまえば・・・ご想像の通りの結果となります。大げさかもしれませんが、安全に思い出を作るためには大切なことです。

カンボジアでかかかりやすい病気7選

第7位:寄生虫・原虫

生ものや生野菜などには寄生虫や原虫が生息していることが多いです。カンボジアではできるだけ加熱調理されたものを食べましょう

また、淡水である川の水にも寄生虫・原虫が存在します。細かい傷口から寄生虫や原虫が侵入し、どんどん身体を蝕んでいくので、川辺を裸足で歩いては絶対にいけません

一見綺麗な川にも危険が潜みます。

川に入った後で血の混じった下痢などを繰り返しているなどの場合は、アメーバ赤痢の可能性があるのですぐに受診しましょう

第6位:狂犬病

日本とは異なり、カンボジアでは犬に対して狂犬病ウイルスを予防接種する義務がありませんので、十分野犬には注意しましょう。狂犬病ウイルスを持った犬に噛まれた場合、ほぼ確実に発症します

犬だけではなく、コウモリなどの野生動物にも気をつけて。

発症すれば嚥下筋(ものを飲み込むための筋肉)が痙攣・硬直するため、水さえも飲めなくなり、呼吸もできなくなって死亡していきます。

カンボジアで犬やコウモリなどに噛まれたら、何よりもまず診察を受けてください。ワクチンの接種により発症を抑えることができます。

日本でワクチンをうってから旅行に行ったとしても、基本的には追加接種が必要です。とにかく受診してください。

第5位:日本脳炎

こちらも蚊が媒介する病気です。名前とは裏腹に、日本人の若い層であればまず感染しても発症しません。子供の時に念入りにワクチン接種を行なっているためです。

感染して発症すれば、基本的に脳の中でも呼吸をコントロールする部分が障害を受けますので予後は不良となり、死亡率も高くなります。

ご高齢の方は、旅行前に自分が日本脳炎の予防接種を受けているかどうか確認しておきましょう

第4位:A型肝炎、E型肝炎

ウイルスで汚染された貝類などの食べ物や水、そして肝炎患者の糞便から感染する急性肝炎が、上の2つの肝炎です。

主な症状は数日間続く全身のだるさや食欲の低下、発熱などです。加えて、多くの場合、全身の皮膚が黄色くなる「黄疸」が出ます。また、妊娠している方はE型肝炎が予後不良になる傾向があります。

体調が悪いと感じたらすぐ病院へダッシュ!!

初期は風邪のような症状のことが多く、横断が出始めてから気づくことが多いです。肝炎の治療には初期の安静が非常に大切なので早めに診察を受けることが完治への近道です。

なお、A型肝炎にはワクチンがあり予防接種ができるのですが、効果が現れるには1ヶ月ほどかかり、効果は数ヵ月間しか持続しないので計画的に接種しましょう

第3位:AIDS(後天性免疫不全症候群)

HIV(ヒト免疫不全ウイルス)によって引き起こされるAIDSは、性交渉や注射針の使い回し(つまり麻薬に手をだすということですね、外国人が利用するような病院で注射針が使い回されることはまずありません)によって感染することがほとんどです。

夜遊びには細心の注意を…

安易な気持ちでナイトライフを楽しんでしまうと感染します。予防はとにかく良識ある行動をとるということに尽きます。

なお、HIVは蚊による感染や、血液成分の直接の接触がない状態での感染はありませんので、その点は安心して旅行を楽しんでくださいね。

第2位:食中毒(細菌性腸炎)

食中毒もかなり無視できない存在です。カンボジアは年間を通して高温多湿ですので、細菌性の胃腸炎が年中報告されています。細菌は熱や湿気に強いんですね。

生物には細菌がウヨウヨ・・・

しかも、カンボジアでは薬剤耐性を持った細菌が多数存在しており、むやみに抗生物質を使うと自然治癒力が落ちるだけという結果に終わってしまうことが多々あります。

下痢止めなどは使用せず、水分をしっかり補給して体外に細菌を排出することを優先しましょう

第1位:デング熱

デング熱は雨季に大発生する蚊が媒介する病気で、最近では日本での発症も数件報告されていますね。

2日から1週間の潜伏期間を経て発症し、突如高熱が出たと思えば頭痛や腰痛など、全身が筋肉痛になります。発症から4日ほどで発疹が現れ始めると一旦熱が下がりますが、下がって安心しているとまた熱が上がってきます。

発症してすぐの時には「インフルエンザかな?」と思うこともありますが熱がアップダウンを繰り返し、ひどい場合1ヶ月ほど続くので、インフルエンザとは異なります。

子供やお年寄りは特に注意!

健康な成人であればいずれ回復し、ほとんどのケースで後遺症もなく予後は良好ですが、子供やお年寄りであれば抵抗力が低いために重症化し、稀に死亡に至るケースもあります。とにかく蚊に刺されないことが重要です。

まとめ

いかがでしたか?ここまでカンボジアの医療事情や気をつけたい病気を説明してきましたが、不安になってしまった人も多いかもしれません。

しかし、しっかりと対策していればそれほど恐れることはありません。適切な備えをしながらカンボジア旅行をエンジョイしてくださいね!