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ミャンマーの『噛みタバコ』と『食べるお茶』:赤いつば!?ちょっと変わった伝統文化[2018年]

上の画像をよく見てください。「あれ?」と思うところがあるはずです。

そう、このおばあさんの歯、赤くなっていますよね。これはミャンマーに古くから伝わる嗜好品「キンマ(噛みたばこ)」を噛んでいるからなのです。

今回は、そんな噛みタバコ「キンマ」に加えて、食べるお茶として有名な「ラペソー」、の二つのミャンマー独特の文化について紹介していきます!

噛む嗜好品『キンマ』

上の画像を見てください。治安が悪いミャンマーは、路上に血痕が残っていることがよくあります。

ウソです…(笑)

まず、これは血痕ではありません。これは、キンマを噛んでいた通行人が吐いた唾によるものです。そもそもキンマというのは、コショウ科の植物の一種で、手のひらサイズのキンマの葉に石灰を塗り、ベテル・ナッツという植物の実を包んで丸めてから、口に入れて噛んで嗜好します。

キンマの葉を丸めて、食べます。

噛んだ感触はガムに似ていて清涼感があるので、舌を麻痺させるような不思議な感覚が味わえます。

老若男女問わず、親しまれています。

好みも人それぞれで、実際のタバコの葉をキンマに包むという人もいますし、砂糖やスパイスなどを包むことでより深い味わいを楽しむという人もいます。新鮮さが命のものなので、屋台で売られているできたてのキンマを噛む、というのが現地流の楽しみ方なんだとか。

屋台で売られている様子

 口が赤黒く染まるということもあってか、若い人たちの中ではキンマを敬遠する動きも見られる、今日この頃ですが、せっかくミャンマーに行ったのなら、現地の生活に溶け込んだ気分を味わいたいですよね。ぜひ、この機会にできたての噛みタバコ「キンマ」をご堪能あれ!

食べるお茶『ラペソー』

ちょっとふざけた質問になるかもしれませんが、「お茶の葉の用途ってなんですか?」・・・「そんなもの、抽出して飲むことに決まってるじゃないか」、という答えが帰ってきそうですね。確かに、飲用としての茶は、日本においても日々の生活に欠かせないものです。しかし、ミャンマーにはもう1つ、「お茶は食べるもの」という考え方があります!

お茶を食べる??

「お茶大国」ミャンマーには、「飲むお茶」以外に「食べるお茶」もあります。驚きなのが、この「食べるお茶」の方が、飲用の茶よりも古くから知られているというんです。その食べるお茶、ミャンマーでは「ラペソー」と呼ばれています。

ラペソーは、茶葉を蒸して、空気が周りから入らないように、専用の蒸し器にぎ〜っしりと詰めた上で、自然発酵させて作る。言ってしまえば茶の漬物のようなもので、作り始めてから3〜4カ月もかけて、精魂込めて完成に至るのだとか。

↑こんな感じ

パッと見ると、お茶の出し殻かと思ってしまうような、このラペソーですが、見た目以上に食べ方に深みがあります。ミャンマーの人々は、ラペソーだけで食べるのではなく、油で和えたり、エビ・豆類・ニンニクなどを混ぜ合わせたりすることで、味わい豊かにしてから楽しむんです。おやつにもおかずにもなる、いわば万能の食品ということです!

また、お茶の葉はカフェインを含むので、眠気覚ましにも使えるとのことです。本当に万能です!!

そんなラペソーの調理法として知られているのが、ラペソーと薬味・野菜を混ぜ合わせたおかず「ラペットゥ」です。お茶の葉に独特の渋みと、薬味の味が美しく調和して、美味しさが生まれます。一度食べればその美味しさの虜になってしまうでしょう!

↑ラペットゥ

喫茶店などには必ずと言っていいほど「ラペソー」関連のものが置いてあります。ぜひご賞味ください!!

まとめ

いかがでしたか。

せっかく旅行するなら、こういった現地の伝統文化を楽しむのもいいですね!噛みタバコをして自分の写真を撮ったりすると面白いかもしれません。

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