【シンガポールの戦争記念公園】行き方と戦争の歴史:「観光の合間に世界平和を」[2018年版]

第二次世界大戦で、日本軍による大量虐殺が行われたとされる、シンガポール。日本政府もその誤ちを認め、シンガポール政府と協力して作り上げた高さ68mの塔がそびえ立つ戦争記念公園(War Memorial Park)

高さ68mの塔

日本軍による虐殺が行われたなど、私たちにとっては目を背けたい事実ではありますが、同時にしっかりと向かい合い、当時の戦争の経緯と日本軍の行いをしっかりと理解しなければなりません。

観光の合間に世界平和を。

今回は戦争記念公園について紹介していきたいと思います。

戦争記念公園とは

ラッフルズ・シティの目の前にある小さな戦争記念公園は、第二次世界大戦でシンガポールが日本軍に占領された際、虐殺された数万人と言われる華僑の人々を弔う目的で作られた公園です。

68mの高さをもち、中央に高くそびえる塔の名前は「日本占領時期死難人民記念碑」で、日本とシンガポール両政府の協力のもと建てられました。

天に向かって高くそびえる「日本占領時期死難人民記念碑」

塔は4本の柱からならり、それぞれ中国人、インド人、ユーラシアンを表しています。その形がお箸に似ていることから、地元民には「chopsticks」とも呼ばれています。

戦争の歴史

シンガポールを占領した日本軍

第二次世界大戦において、日本は東南アジアへの拡大政策をとっていました。当時シンガポールはイギリスの植民地でしたが、日本軍がこれを駆逐し、シンガポールを占領すると、日本軍の支配をよく思わないシンガポールの国民が激しい抵抗活動を展開しました。

虐殺の経緯

その抵抗活動の中心となったのが当時からシンガポールに数多くいた華僑でした。1942年2月18日、これを沈めるため日本軍は80万人にものぼる検問を行い、少しでも怪しいと思われた人物を虐殺するという作戦を実行しました。この時虐殺された華僑の数はおよそ2万人と言われていますが、正確な数は今でもわかっていません。

日本軍の降伏

日本軍の降伏を祝うシンガポール人のパレード

1945年9月、連合軍の東南アジア最高司令官であったマウント・バッテン卿と、日本軍の在シンガポール最高司令官であった板垣征四郎大将との間で、日本軍の降伏文書調印式が行われました。

戦争記念公園の基本情報

ここで、軽く戦争記念公園の基本情報をまとめてみたいと思います。

戦争記念公園

・営業時間:公園には24時間入れる

・休業日:年中無休

・料金:なし

・所要時間:20~30分程度

・公式サイト:https://www.nparks.gov.sg/

・問い合わせ電話:なし

・問い合わせメール:なし

・場所:

戦争記念公園への行き方

シンガポールの土地勘が薄い観光客にとって、戦争記念公園へ最も簡単にアクセスする方法はやはりMRTで最寄り駅まで行って徒歩でアクセスするというものでしょう。戦争記念公園の最寄り駅はエスプラネード(Esplanade)駅で、駅から公園までは徒歩数分です。道がわからなければその辺の人に聞けば教えて貰えるでしょう。

MRTエスプラネード(Esplanade)駅

近隣の公園

観光の合間にと思って行ったものの、戦争記念公園に行って観光する気分でなくなり、どこか近くの公園にでも行こうかなという皆さんのために、戦争記念公園の近隣にある公園を二つ紹介したいと思います。

エクスプラネード公園(Esplanade Park)

一つ目は、エクスプラネード公園(Esplanade Park)です。

エクスプラネード公園

エクスプラネード公園は、戦争記念公園のまさに隣に位置すると行ってよく、戦争記念公園からシンガポール ・リバーの方へ(南へ)歩いて行くと迷うことなく着きます。

エクスプラネード公園の場所↑

公園はシンガポール・リバーに面しており、川沿いを散歩するにはちょうど良い、心地よい空間になっています。

公園は川沿いに面しています

面積的には、戦争記念公園のだいたい2倍くらいの大きさがあります。

緑も豊かです

フォート・カニング公園(Fort Canning Park)

二つめはフォート・カニング公園(Fort Canning Park)です。

フォート・カニング公園

フォート・カニング公園は、戦争記念公園から西へ5分ほど歩いたところにあります。

フォート・カニング公園の場所↑

戦争記念公園やエクスプラネード公園に比べるとかなり巨大な面積(戦争記念公園の約10倍)を誇り、真ん中に大きな池が、また敷地内にはフォート・カニング・ホテル(Hotel Fort Canning)があります。

様々な宗教観が感じられるお墓のモニュメント

木陰でゆっくり一息

敷地内のフォート・カニング・ホテル

戦争記念公園の次に行きたい観光名所

最後に、戦争記念公園が位置するシティホール周辺エリアには、まだまだ行きたい観光名所が沢山あります。ざっと列挙してみると、

  • ラッフルズ上陸記念の地
  • ビクトリア・シアター&コンサートホール
  • アート・博物館
  • エンプレス・プレイス
  • アジア文明博物館
  • マーライオン・パーク
  • チャイムス
  • ラッフルズ・ホテル
  • セント・アンドリュース大聖堂
  • アルメニアン協会
  • シンガポール・アート・ミュージアム
  • プラナカン博物館
  • ミントおもちゃ博物館
  • シンガポール国立博物館
  • フォート・カニング・パーク

といった感じになります。

詳細は以下の参考記事でまとめていますので参考にしてみて下さい^^

まとめ

いかがだったでしょうか。観光の合間に、過去に日本軍が犯した誤ちを確かめ、世界平和への祈りを強める、戦争記念公園。シンガポール滞在中に是非一度立ち寄ってみてください。

おまけ:平和の鐘

平和といえば、小学校で誰もが歌う「平和の鐘」を思い出しますね。動画を貼っておくので、一曲聞いてみてはいかがでしょうか。