【民主記念塔の観光情報と行き方】バンコク民主化の歴史に触れよう!塔の必見ポイントは?

バンコク中心部、ラチャダムヌン・クラン通りのど真ん中にある民主記念塔。

今回は民主記念塔の歴史から観光、オススメの観光時間帯、行き方と、民主記念塔観光に必要な情報を全て紹介します!

民主記念塔とは

民主記念塔はバンコク中心部にある、1932年の絶対君主制から立憲君主制への移行を記念して作られた記念塔です。

中心にある塔を囲むように高さ24mもある4本の翼のような柱が立っています。その高さもあってか、周囲からは一目瞭然で現在のバンコクを象徴する建物になっています。

民主記念塔成立の歴史

ラーマ7世 出典:Wikipedia

民主記念塔は1932年の立憲革命をきっかけに絶対君主制から立憲君主制に移行し、それを記念して作られた塔です。

当時、王として国を治めていたラーマ7世は就任当時から議会制導入や憲法草案の作成に積極的でした。立憲君主制では君主は憲法により自身の権力が制されていますが、これは国民の政治参加の要望を考慮して出来た妥協的な策で、ラーマ7世が求めていた民主化とは異なるものでした。その後、ラーマ7世はイギリスに逃亡しています。

(ラーマ7世について詳しく知りたい人は、「【簡単解説】プラチャーティポック王(ラーマ7世)博物館の観光と行き方を紹介![2018年]」で紹介しているので、そちらを参考にしてください!)

そんなこんなで1940年に出来たこの塔ですが、民主化のシンボルとして機能しています。これまで、軍事独裁政権が続いていた1973年と1992年に民主主義への復帰を呼びかけるために、この民主記念塔で大規模なデモが行われたりもしました。このデモで軍と交戦し犠牲になった人々が中央の台座で祀られています。

民主記念塔に隠された民主化への思い

1940年に完成した塔はタイの建築家「Mew Aphaiwong」によって設計され、イタリア人有名彫刻家のコロラド・フェロッチさんによって作られています。

そんな塔ですが、3つほど民主化を記念するこだわりが見られます。それは

  1. 中央の台座と4つの柱
  2. 柱の下の小さなボール
  3. 柱に刻まれている彫刻

です。1つずつ説明していきましょう。

1つ目は中央の台座と4つの柱です。台座の高さが3mで、3という数字はタイのカレンダーで6月を意味しています。また4つの翼の柱はどれも高さが24mとなっています。

分かりましたか?世界史に詳しい人は知っているかもしれませんが、この中央の台座と高さ24mの柱は立憲革命が起きた6月24日を示しているんです!民衆の思いの強さを感じます。

2つ目は柱の下の台座を囲む小さなボールの数々です。これらは合計で75個あり、紀元前の仏教時代から、当時の1932年までの歴史を示す意味を持っているそうです。

3つ目は各翼に刻まれている彫刻です。4つの翼にはそれぞれ民主化の成功に貢献した、警察や兵士、民間人などが刻まれています。

刻まれた兵士と、小さなボール

現在でもデモの中心地!

近年でも民主化運動は発生しています。2014年には軍事政権による選挙の延期に抗議する大規模なデモが発生し、400人以上の市民が民主記念塔に集まりました。

集まった人の群れ

因みに、今年11月に総選挙が行われることになっています。1932年に絶対君主制は崩壊しましたが、完全な民主主義にはなっておらず、11月の選挙の際にも再びこの民主記念塔に人々が集まるということが起こるかもしれません。

政権への抗議を示す、プラカード

民主記念塔を訪れるなら夜がオススメ!

場所を見たら一目瞭然ですが、民主記念塔は道路と道路の間にあります。加えてこの民主記念塔が通っている、ラチャダムヌン・クラン通りはバンコクでも1、2を争う交通量が多い通りで、昼間に民主記念塔は行きづらくなっています。

なので、「民主記念塔を間近で見たい!」という人は夜に訪れるのがオススメです。夜になると交通量は少なくなって、塔まで簡単に行くことができるようになり、さらに夜はライトアップされて幻想的な雰囲気になっています。

ライトアップされた民主記念塔

塔周辺の観光地は??

ワットサケット

民主記念塔周辺はバンコク中心部にあります。この周辺は数え上げればキリがないほど、観光地があるのですが今回は「ワットサケット」を紹介します。

角度によっては、民主記念塔からも見える小高い丘がワットサケットです。丘の上の黄金の仏塔はご利益があると言われ、参拝する観光客が後を絶ちません。頂上からはバンコクの景色を一望できます。

頂上からの景色

民主記念塔から10分程度で行けるので、興味のある人はぜひ訪れてみてください。ワットサケットに関する詳しい情報は、「【徹底紹介】バンコクの人気寺院ワットサケットの観光情報と行き方を徹底紹介![2018年]」で紹介しているので、興味のある人は読んでみてください。

コラム~戦勝記念塔~

バンコクの塔と言えば、もちろん民主記念塔ですが、もう一つあります。それが戦勝記念塔です。この塔は1940年第二次世界大戦期の戦争で亡くなったタイの兵士を、埋没するために建てられた塔です。民主記念塔に行くつもりが、間違えてこちらに来てしまったということもよくあるので気をつけましょう笑。

戦勝記念塔

民主記念塔への行き方

民主記念塔はバンコク中心部にあるので、バスなどの交通は充実しています。バス15、39、44、79、511が近くを通るので、それを利用しましょう。

民主記念塔の基本情報

  • 営業時間:24時間
  • 入場料:無料
  • 観光時間目安:30分
  • 場所

まとめ

いかがでしたか。タイの民主化の聖地、民主記念塔。道路の真ん中にあって迫力もあるので、ぜひ訪れてみてください!