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【簡単解説】ゴールデントライアングルへの行き方と観光情報、国境越え:3国の境界に立ってみよう

タイ、ミャンマー、ラオスの3国の国境に接する、タイの街「ゴールデントライアングル」。

今回はゴールデントライアングルの観光情報国境越えの方法ゴールデントライアングルへの行き方の3点を紹介します!

ゴールデントライアングルとは

ゴールデントライアングルは、タイ、カンボジア、ラオスの3カ国が国境を接する山岳地帯です。長くメコン川が国境となって3国に分かれてきましたが、現地に住む人々は国境を感じさせないほど同じような暮らしを送っています。

かつては麻薬の密輸地帯として悪評高かった時代もありましたが、現在では世界でも稀な3国の国境地帯として多くの観光客が訪れています。

ゴールデントライアングルの場所↑

世界を震撼させた麻薬王

麻薬王、クン・サ

ゴールデントライアングルを拠点として、20世紀世界を震撼させた麻薬王の一人と言われている人物の一人が、クン・サです。父親が中国国民党出身、母親がシャン族出身という出自に生まれたクン・サは、シャン州で軍閥の一人として勢力を増していきました。そして勢力拡大に沿って麻薬ビジネスを広く展開し、何十億、何百億という資金を手に入れました。その後ミャンマー政府と対立を起こし、ゴールデントライアングルを中心に独立国家を作ろうとしましたが、失敗したためミャンマー政府に投降しました。クン・サがシャン州を離れたことによって、政府は麻薬産業の撲滅を図り、現在では衰退しています。

国境地帯にカジノ

ゴールデントライアングル周辺はリゾート化が進められており、その影響もあってカジノも併設されています。基本的にタイではカジノが違法となっているため、ミャンマーやラオスの国境付近に建てられています。

ミャンマー側のカジノ

ラオス側のカジノの名前は「ラオス・ベガス」だとか。

またカジノ内のバカラを中心としたゲームには、主に中国人の富裕層が熱心に賭けています。どうやら中国人による中国人のためのカジノが展開されているようです。カジノによっては、日本人だからという理由だけで、vip待遇を行なってくれるところもあり、軽食やドリンクが無料で提供されます。

チャイナタウンもあります。

治安は大丈夫!?

かつてはアヘン栽培で繁栄したということもあって治安の面が不安になるかたもいるでしょう。

しかし、タイ側では20世紀末期のクン・サの投降を機に、アヘンや麻薬関連のものを消していきました。そして現在では、わずかながらリゾート開発も進められるなど、観光地として繁栄していこうという姿を見られます。

以上の理由からも分かる通り、治安面で特別の不安はありません。もちろんまだまだ貧困な地域ではあるので、東南アジアに行く時に行う、一般的な犯罪対策は行ってくださいね。

ミャンマー側では山奥で未だ麻薬産業に従事している人々もいるようなので、頭の片隅に置いていてください。

近年でも麻薬保持による逮捕がありました。麻薬産業はまだ完全には消滅していません。

コラム:フォーシーズンズ

フォーシーズンズは、ゴールデントライアングルの近くにあるキャンプ場です。キャンプ場といっても、テントを張って寝るというよりかは、ロッジ風の小屋に宿泊します。施設内にはレストランやバーが充実しており、夜になると宿泊客の多くが集まります。また昼には施設内でゾウ乗り体験やタイ料理教室が開かれています。まだ日本人観光客は少なく、主に欧米系の観光客や新婚旅行のカップルが中心に訪れているようです。大自然の中の施設ということで、虫除けスプレーなど忘れずに持っていきましょう。

フォーシーズンズ

国境を越えよう

ゴールデントライアングルは、タイ、ミャンマー、ラオスの3国の国境が交わっており

  • タイ〜ラオス
  • タイ〜ミャンマー
  • ミャンマー〜ラオス

の3つの組み合わせに分けられますね。それでは1つずつ紹介していきましょう。

タイ側からラオスへ

まずタイからラオスへと渡る場合は船を利用します。船着場前の入管にパスポートを預けて船に乗り込みます。通常は煩雑な出国手続きも、入出国する人が多いためか、かなり簡略化されています。

5分ほどボートに乗るとラオス側に到着しますが、こちらには入管がありません。街の雰囲気は国境近くのタイの街とそう変わりません。タイのバーツを使うことも可能ですし、タイ語も通じます(喋れないでしょうが笑)。

国境地帯なので、自衛隊の監視船を見れることも。

タイ側からミャンマー側へ

タイからミャンマーに渡る場合は、ゴールデントライアングルからは少し離れたところにある国境上にかかる大きな橋を通ります。まずメーサイにあるタイ側の入管でパスポートのチェックなどの出国手続きを行い、橋を歩いて渡ります。

橋の反対側のミャンマー入管では、入国料として500Bもしくは10ドルを支払って入国手続きを行えば終わりです。入管を進むとタチレクという街が広がっています。

国境の門

タチレク市内の様子

タチレクについては、「メーサイからタチレクに入国!タチレク市内の様子を現地レポート[2018]」で詳しく紹介しているので、そちらをご覧ください!

コピー品の嵐

タイから国境を越えてミャンマーやラオスへ行くと、観光客向けのマーケットが必ず展開されています。そこで目につくのが「Louis vuitton 」や「coach」といった超有名ブランドのバックや財布などです。そして路上のむしろやゴザの上にビニール袋で軽く包装された状態で無造作に置かれており、びっくりすることでしょう。

もちろんこれらの品々はコピー品で観光客は滅多に買わないのですが、国境を接する3国の人には人気なようで、かなり売れています。観光ついでに、ぱっと見では本物と見分けがつかないくらい精巧なものが、作られるようになったことを自分の目で確かめてみてください。

ミャンマー・ラオス間は越境不可!?

そして最後にミャンマーとラオスの陸路での国境越えについてですが、現在では観光客が利用できるルートは存在していません。両国の治安や政治の状況が影響されているのかもしれません。

仮にミャンマーからラオスへと行くならば、一度タイに入国してから、タイからラオスへ再度入国するという形になります。

ゴールデントライアングルでアヘンの歴史を学ぶ

ゴールデントライアングルは、その場所から眺める光景や国境越えが観光客の目的になっており、そのほかはこれといった観光名所はほとんどありません。

その中で、オピウム博物館オピウムホールはゴールデントライアングルの中で、数少ない訪れる価値のあるスポットとなっています。ちなみにオピウムは「ケシ」を意味しています。

オピウム博物館

オピウム博物館

オピウム博物館は、2001年に設立されたアヘンなどの麻薬に関する展示をしている博物館です。ケシの実からアヘンを作る過程やアヘンの吸引器具、そしてアヘン製造に関わった少数民族の展示が写真やモデルを交えて行われています。現在タイ側では、ほぼ麻薬栽培に従事する人々はいなくなりましたが、ミャンマー側では未だ従事している人がいるようです。入館料は50B/160円で、展示の表記はタイ語と英語のみです。

館内の様子

オピウム博物館の場所↑

オピウムホール

オピウムホール

オピウムホールも2001年にタイの皇后様の支援などを受けて設立された、アヘンの歴史を紹介した博物館です。館内にはアヘン製造に関わってきた人々の写真や模型など、より「人」にフォーカスした展示が行われています。

館内の様子

人の顔が展示されています。

また、製造に使用していた実際の器具や、麻薬中毒になった有名人についても紹介されています。

展示されていた人

ちなみにオピウムホールは、前出のオピウム博物館からは2kmほど離れたところに位置しています。

オピウムホールの場所↑

 ゴールデントライアングルへの行き方

ゴールデントライアングルに行く方法として6つ挙げます。この表を元に見てくださいね。

チェンマイ
↓①
ゴールデントライアングル

 

チェンマイ
↓②
チェンライ
↓③
ゴールデントライアングル

 

チェンライ
↓④
チェンセーン
↓⑤
ゴールデントライアングル

 

メーサイ

↓⑥
ゴールデントライアングル

①チェンマイから

チェンマイにあるワット・プラ・タート・ドイ・ステープ

チェンマイからゴールデントライアングルへ直接行くには、旅行会社のツアーを利用する、もしくは車をチャーターするというのが基本になります。

どうしても個人でチャーターなしで移動したい場合にはバスを乗り継いで行くことができます。この場合、まずチェンマイからチェンライへと向かい、その後チェンライからゴールデントライアングルへと向かいましょう。

②チェンマイからチェンライ

チェンマイからチェンライへは、バスがチェンマイ・バスターミナルから1時間に2本のペースで運行されています。(所要時間:3時間 料金:260B/850円)そして、チェンライからの行き方については③を参照してください。

③チェンライ市街から

チェンライ市街からゴールデントライアングルへは、チェンライ・バスターミナルから2時間に1本程度のペースで運行されています(所要時間:2時間 料金:40B/150円)。

直行便と言いつつ、チェンセーン経由のものも中にはあります。チェンセーン経由については④を参照してください。

④乗り継ぎ便

バスターミナルでゴールデントライアングルと言えば、直行便を示してくれますが、満員のこともしばしばあります。そんな時はチェンセーン乗り換えで行くこともできます。

この場合、チェンライ第1バスターミナルからチェンセーンヘ30分に1本のペースで運行されています。(所要時間:1時間30分 料金:150円チェンセーンからについては⑤を参照してください。

⑤チェンセーンから

チェンセーンからゴールデントライアングルへ行くには、ソンテウもしくはトゥクトゥクを使います。ソンテウを利用する場合は、青色ソンテウが1時間に2本のペースで運行されています(所要時間:20分 料金:20~30B/70~100円)。

ソンテウ

トゥクトゥクの場合は、中心部で相乗りを待っているものを待つか、チャーターするかのいずれかになります。(所要時間:15分 料金:相乗り40B/130円 チャーター160B/520円

トゥクトゥク

⑥メーサイから

メーサイからゴールデントライアングルに行くには、チェンセーン行きの青色ソンテウを利用します。国境近くのソンテウ乗り場から1時間に2本のペースで運行されています。(所要時間:40分 料金:40B/130円

ゴールデントライアングルまでの所要時間

長々と場所別で紹介しましたが、ここまでの情報をまとめると

チェンマイ
3時間
チェンライ
2時間
ゴールデントライアングル

 

メーサイ
40分
ゴールデントライアングル

ですね。国境付近ともあって、アクセスは少し不便なので計画的な移動を心がけましょう。

まとめ

いかがでしたか。3カ国の国境が交わる珍しい地帯として、観光人気も高い、ゴールデントライアングル。

島国日本ではまず経験できないことなので、ぜひ訪れてみてください!

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