【世界遺産】フエの観光名所21選:ここだけ回れば完全制覇!「悠久の歴史と自然に感動」

世界遺産マニアには堪らない、グエン朝王宮とフォンニャ・ケバン国立公園のあるフエ。

今回はそれらに加えて、フエ観光で絶対に行きたい観光名所21選を紹介していきます!

フエとは

ベトナム最後の王朝である阮朝の都があった街、フエ。伝統的な中国文化の影響とともにフランス統治時代の名残も留めるこの町には、幾多の歴史的に価値の高い建築物が現存します。

王宮とその一連の建物は「フエの建造物群」としてベトナム初の世界遺産に登録されたほどです。ホーチミンやダナンの喧騒に疲れたら、是非古都フエで穏やかな時間を過ごしてくださいね。

フエの場所↑

町の様子

フエの街はフォーン川を境に南側を旧市街、北側を新市街と別れています。フエの象徴たる王宮があるのは旧市街。王宮周辺には数々の歴史的建造物やそれを解説する博物館など見るべきものばかりです。

街を横切るフォーン川

現在フエ市民の生活の中心となっている新市街にはホテルが集まり、観光の拠点となるエリアになっています。屋台や商店、レストランなども多いので、まずは新市街で腹ごしらえをして旧市街観光に臨みましょう!

新市街の郊外には阮朝の歴代皇帝が眠る皇帝廟が複数位置しており、そちらの観光もフエ旅行で欠かせないものと言えるでしょう。

フエ料理が有名!

中国、フランス、トルコ、と聞けば世界三大料理を連想しますが、他にもこの三国にはある共通点が。それは、強力な王権(帝権)を持つ王朝が存在したことです。強い王のもとには旨い料理が作られる、というのは歴史的な法則とも言えるでしょう。

さて、ここフエもベトナムを制覇した大国阮朝のお膝元。美味しい宮廷料理が盛んに作られていました。高級食材をふんだんに使うのはもちろん、盛り付けも見栄え良く仕上がっているのが特徴です。バインベオやバインアコイ、ネムルイといった料理が特に人気を誇ります。

バインベオ

また、宮廷料理はいつの間にかレシピが民間に伝わり、庶民料理としても発展を遂げました。ピリ辛の麺料理ブン・ボー・フエやタピオカ粉で作った生地で具を包んで食べるバイン・ボ・ロックなどが有名です。

ブン・ボー・フエ

庶民料理も元を辿れば宮廷料理ですし、フエ料理を宮廷/庶民料理はっきり区別するのは難しいのですが、一般的には「宮廷風」を謳う高級レストランに行って食べられるのが宮廷料理、それ以外は庶民料理と分けられるようです。

ちなみに有名観光地であるフエには欧米レストランや和食料理店など日本で食べ慣れた味にも出会うことができます。ベトナムの味に飽きてしまっても安心ですね!

〜フエ観光の前に!観光に必須の基礎知識〜

フエに限ったことではありませんが、モンスーン気候のベトナムでは乾季(2〜6月)に訪れるのがオススメ。雨季は雨に悩まされ、観光に集中できなくなっちゃいます。

ただし、乾季は気温が非常に高くなるので、熱中症や脱水症状にはくれぐれも気をつけてくださいね。こまめな水分補給をしましょう。せっかくなのでベトナムコーヒーやサトウキビジュース、ココナッツジュースなどを飲みたいですね。

キンキンに冷えてやがる!!…笑

フエで絶対行きたい観光名所21選!

1グエン朝王宮

グエン朝王宮

フエ最大の見所が、世界遺産にも登録されたグエン朝の王宮です。中国の紫禁城を模して建てられた王宮をはじめ、多くの建造物がベトナム戦争の戦禍に巻き込まれ破壊されてしまいましたが、現存する城門や正殿は当時の美しさを現在まで伝えています。敷地は広大で、歩いて散策すれば2時間はかかるので余裕を持って訪れてくださいね。

一周するのも大変です。

グエン朝王宮の場所↑

2カイディン帝陵

カイディン帝陵

フランス統治下の20世紀初旬に在位していた、阮朝第12代皇帝カイディン帝が眠る、カイディン帝陵。帝が好んだフランス様式の堂々たる建物の中には、ベトナム伝統の中国的・東洋的な装飾も散りばめられ、大変華やかなスポットとなっています。日本語ガイドも充実しているので、気軽に楽しめるイチオシスポットですよ。

カイディン帝の金色像

カイディン帝陵の場所↑

3ファン・ボイ・チャウ記念館

ファン・ボイ・チャウ記念館

日露戦争の日本の勝利に希望を感じ、ベトナム独立のために日本のような西洋化・近代化を実現すべく「東遊運動(ドンズー運動)」を指導した、革命家ファン・ボイ・チャウ。

ここファン・ボイ・チャウ記念館は、もともと彼がフランス植民地政府に捕らえられてから死去するまで軟禁された彼の自宅でした。小さな写真館や記念碑などから、彼の人となりを知ることができる貴重な場所です。

ファン・ボイ・チャウを祀っています。

4王宮門

王宮門

王宮の入り口に位置する王宮門は高さ17メートルの迫力ある建築物です。5つある門口は、中央は王族、その左右が文武官、両端が兵士や家畜、と階級ごとに通れる門が決まっていました。紫禁城の影響を受けた王宮門は堂々とした風格をまとい、王宮に入る私たちを厳粛な気持ちにさせます。

簡単には乗り越えられなさそうです。

5フォンニャ・ケバン国立公園

フォンニャ・ケバン国立公園

豊かな原生林と4億年以上の年月を経て作り出された神秘的なカルスト台地(鍾乳洞などの地形を持ちます)で、世界自然遺産にも登録されたフォンニャ・ケバン国立公園

300以上ある洞窟のうち観光客に解放されているのは、フォンニャ洞窟とティエンソン洞窟、そして「天国の洞窟」の異名を持つティエンドゥーン洞窟です(ティエンドゥーン洞窟は世界遺産エリアからは外れています)。ひんやりした洞窟内部には、大小様々なつらら石や石筍(つららが上に向かって成長したもの)が並び、さながら別の惑星にいるかのよう。絶対に訪れたい絶景スポットです。

洞窟内を探検できます。

ボートで回ることも!

フォンニャ・ケバン国立公園の場所↑

6ドンバ市場

ドンバ市場

フエを代表するマーケット、ドンバ市場。市の中心、王宮の近辺にあるこの市場は、東南アジアのマーケットらしく雑多で賑やかな雰囲気にあふれています。食料品・雑貨・屋台などが並ぶ1階と、衣料品を取り扱う2階と階ごとに扱う商品が異なりますが、特に食品売り場は活気に満ちています。

地元の人がよく利用しています。

色がヤバそう!

市場内には、帽子屋さんも!

ドンバ市場の場所↑

7タイホア殿/太和殿

タイホア殿

王宮の正殿であるタイホア殿では、即位式など重要な儀式・政務が執り行われました。紫禁城の太和殿を模して作られたこの建物は、王室の威厳を保つ大変立派なものでした。しかし残念ながら、創建当初のタイホア殿は1968年のテト攻勢の時に焼け落ちてしまい、現在のものは再建されたものです。

8ミンマン帝陵

ミンマン帝陵

賢帝と称えられた阮朝第2代皇帝ミンマン帝が眠るのが、このミンマン帝陵。帝は儒教思想を重んじたために陵の様式も中国風で、優雅な大庭園と威厳のある陵墓が調和した立派な姿です。兵馬俑を想起させる入り口近くの象や馬、役人などの石像も印象的です。彼らは今もなおミンマン帝の霊魂を守り続けているんだそうですよ。

またがって遊んじゃダメですよ!

ミンマン帝陵の場所↑

9アンディン宮/安定宮

アンディン宮

1917年に皇太子の頃のカイディン帝の離宮として建てられたアンディン宮は、西洋風の建築様式が用いられた洒脱な宮殿です。館内には当時の調度品やバオダイ帝、ナムフーン皇后などこの建物を使用していた王室の写真が飾られ、ちょっとした美術館のようにもなっています。阮朝王室の優雅な暮らしぶりがうかがえる贅沢なスポットですね。

内装も豪華に装飾されています。

アンディン宮の場所↑

10ティエンムー寺

ティエンムー寺

1601年に創建された、フエで最も長い歴史を持つ寺院、ティエンムー寺。天女が化身した老婆が「いずれこの地に真の支配者が現れ、寺を建てるだろう」と予言したという伝説を持ちます。ティエンムーという名前はこれにちなんでいるんですね(ティエン=天、ムー=姥)。

船で寺まで行きます。

また、ベトナム戦争中政府に抗議して焼身自殺した住職の車が展示されていることでも有名です。

住職の車。古くなっていますが、健在です。

ライトアップされたティエンムー寺

ティエンムー寺の場所↑

11タントアン橋

タントアン橋

1776年にかけられた屋根付きの橋、タントアン橋は、地元住民の憩いの場。

もともと粗末な竹づくりの橋だったところを、黎朝の皇后が不便そうだと思って私財を投げ打ったとも、チャン・ティ・ダオという女性が架けたとも、色々な伝説を持っています。橋の周りには水田や小さな市場、アヒルの養育場など牧歌的な風景が広がります。農村観光の一環としてオススメのスポットですよ。

本当の東南アジア感を味わえますよ。

イベントの時には、人も大勢集まります。

タントアン橋の場所↑

12フラッグ・タワー

フラッグ・タワー

フラッグ・タワーは1807年にザーロン帝により建てられた国旗掲揚台です。旗のてっぺんまでは30メートルほどもあり、新市街からも見ることができるよう。フエの街とともにあり続けたこの塔は災害や戦争のたびに破壊・再建を繰り返し、現存する塔にも銃痕が残ります。

予想以上に高いのが分かりますね。

13ホンチェン殿

ホンチェン殿

チャム族のお寺として古くから信仰を集めたホンチェン殿。神秘的な雰囲気を漂わせる霊山の、中腹に建つこのお寺は、「未婚女性が参拝すると婚期が遅れる」という恐ろしい伝説を持っています。

ホンチェン殿では毎年旧暦の3月2日ー3日、7月8日ー10日に「ホンチェン殿祭り」が行われ、チャム族の神であるブンフーン聖母とティエンヤーナ聖母を祀ります。川を下ってホンチェン殿を参拝するたくさんのドラゴンボートや、アオザイを着飾った参拝者たちなど見所だらけのお祭りなので、タイミングがあったら是非行ってみてくださいね!

ドラゴンボート

賑やかな様子

 

ホンチェン殿の場所↑

14ランコー村

ランコー村

知る人ぞ知る、極上ビーチが満喫できるランコー村。美しい白浜は鳴き砂に覆われ、真っ青な海と相まってえも言われぬ光景が広がります。

現在ではリゾート地として大規模な開発プロジェクトが、続々とローンチされているんだとか。今までの素朴なビーチを楽しみたいならば、今すぐにでも行っておきたいスポットです!

綺麗な海の色!

ランコー村の場所↑

15工宮廷骨董博物館

工宮廷骨董博物館

フエ宮廷骨董博物館はカイディン帝の治世、1923年に建てられた歴史ある博物館。阮朝の華やかな宮廷生活を彩った調度品や貢物が展示されています。王宮を見学した後に立ち寄るのがオススメです。

館内の様子

16トゥドゥック帝陵地

トゥドゥック帝陵地

阮朝第4代皇帝トゥドゥック帝の陵墓であるトゥドゥック帝陵地は、広大な松林の中にある詩的な美しさを持った名所です。帝の生前に完成したこの建物は、存命中は離宮として使用されていました。帝が政務の疲れを癒すために過ごした釣殿や蓮池、樹殿は涼やかな美しさを纏っています。

上から見た様子。結構広いのが分かります。

落ち着いた雰囲気が特徴的

トゥドゥック帝陵地の場所↑

17大砲/九位神公

大砲/九位神公

「神威無敵上将軍」という官位を持つ九つの大砲、九位神公。東側の4門は四季(春夏秋冬)を、西側の5門は五行思想(木火土金水)を表しています。実戦に使用された事は一度もありませんが、今でも霊的な力を持って王宮を守護しているんだとか。

18チャンフンダオ通り

旧市街のメインストリート、チャオフンダオ通り。屋台やマーケット、食堂など市民の生活に欠かせないものからホテルやレストランなど快適な観光をサポートする施設まで、様々な建物が並びます。南に進むと王宮やフラッグタワーにたどり着きます。ちなみにこの通りの名は、モンゴル軍の侵略を3度にわたって退けたベトナムの英雄、チャン・フン・ダオにちなんで名付けられました。

19DMZ/非武装地帯

DMZとは”DeMilitarized Zone“の略、非武装地帯という意味で、北緯17度線を境に南北ベトナムが分裂した1954年から、ベトナム戦争が終結した1975年まで定められていた、軍事活動が禁止された地帯です。この地や米軍の長距離砲基地跡、ベトコンの地下基地などベトナム戦争の戦跡を巡るツアーが行われています。

写真を撮る人も多いスポットです。

20歴史革命博物館

歴史革命博物館

歴史革命博物館で展示してるのは、もちろんフエ近郊から出土した土器などもありますが、メインはベトナム独立・ベトナム戦争の歴史を紹介したものです。

館内の様子

テト攻勢などの詳しい情報が図を使ってわかりやすく解説されています。博物館の庭にはベトナム戦争時に米軍から鹵獲した戦車やヘリコプターなどの兵器も展示されていますが、劣化が進んでいるようです。

屋外の展示品

21フエ大教会

フエ大教会

フエ大教会は今から60年ほど前にアメリカの援助のもと建てられたカトリック教会です。西洋の建築様式と、ベトナム伝統の仏教寺院の建築様式が混ざり合った独特な雰囲気が印象的。ユニークな外観とは打って変わって内部はカトリックらしい神聖な空気が漂っています。

ミサの様子。信者が遠方からも集まります。

フエ大教会の場所↑

まとめ

いかがでしたか。

観光名所がいっぱいあって悩みどころですが、世界遺産にもなっている、グエン朝王宮や、フォンニャ・ケバン国立公園などは訪れておきたいですね!自分なりの観光プランを立てて楽しんでください!